感想のまとめとか

Twitterで散乱してるやつを文章にまとめておきます

WEEKEND(洋画)ネタバレ感想


『WEEKEND ウィークエンド』9/27(金)公開

 

www.finefilms.co.jp

いやーーーーーーーーーいい映画だった…泣いちゃった……いい映画だ……
こんな商業BL読みたい大賞ですよ……

 

ただただ2日と半日の間のふたりの生活を撮っているだけに見えて、
すっっっごく緻密に丁寧に伏線が張られているから余白ですら情報量過多なの

でも映像はやわらかな風が吹き込んでいるような余韻が美しく保たれてるのがほんとすごくて、
この監督にジカプの同人誌(?)描いてもらいたい


途中2人の口から生い立ちが明かされるんだけど、

明かされなくとも何となく2人がどういう人間なのか分かるし、
打ち明けられた時に、ああだからそう言ってたんだってストンと落ちた

2人交わす会話が多くて、言葉での”目に見える”やり取りに滲み出る二人の物事の捉え方、人との接し方、共鳴して変わっていく考え方はもちろんのこと

セッ久や仕草やたばこ、飲み物、起きる順番…とかいろいろ言葉以外で伝えてくるものがすごくて!!!
公式パンフにあった、眺めのいい窓から見える、帰っていくグレンの後ろ姿の3日分の変化もそうだし、
2人の服の色、コーヒーの淹れ方、食事、テープレコーダー、ユーズド家具、酒の飲み方、いろいろ…本当に…こういう心情描写の暗号になってる演出だいすきだから思い出しながらめそめそしてしまう
全てに意味がこもってる・・・・

グレンは持ってきたコカインめちゃめちゃ吸うんだけど(たぶん寂しさと単身渡米と美大生活への不安で潰れそうだったのをプライドの高さゆえに抱え込んでる)、
それに対してラッセルは、たぶん素行の悪い同僚に貰ったものの勇気が出ずにずっと財布の底に隠されてたんじゃないかな?てかんじの“とっておきのマリファナ”を出してくる
この対比がすごくすき
やってることはどうしようもないんだけど、よい
それでラッセルは一口吸ってタバコ吸ってるグレンに渡す
“交換だ”てグレンが笑って受け取るんだけど一口吸って苦笑して(しけてるだろうし)、
そのあとすぐに「ごめんね」てさっきまでの言い合いを謝れるラッセルの誠実さが良い…
でもグレンも自分が荒れてたし、グレンのスタンスも変えることもできない
だからラッセルは悪くない、謝っても仕方のないことだから
その話は終わり、て優しくキスするのが いいね… 最高だったね…


そしてふたりの孤独の種類が正反対だったの因果すぎてしんどい

孤児で施設育ち、特別扱いしてくれる、愛を独占できる絶対的な拠り所がなく
人に優しく問題も起こさずが基本なせいでカミングアウトできず
夜の街で不倫や一夜の関係ばかりしかとれなかったラッセルと

自由で打たれ強く見えるけど
実はカミングアウトに失敗して周囲に突き放され
挙句出来た恋人に浮気され恋愛自体に臆病になり
狼になって周囲のストレートに噛み付くしかなかったグレン

ラッセルは怒ったりやけくそになったり逃げようとするグレンに
痛いくらい生真面目に誠実に相手をするし

グレンはラッセルの境遇を憐れまずに笑い飛ばし
好きなようにやれば良い、無理はしなくて良いと放任して、
それでもちゃんとラッセルの言葉を覚えていて、
まるでふざけてるかのような切り口で、認知の歪みで凝り固まったラッセルの孤独をほぐしてくれた

この流れがほんとうにすき
ぶつかった後に救い合う流れ、じんわり泣いた

関係を持った人に自分と体をつなげた理由を問い続けた
関係を持った人に今までの恋愛経験を聞き続けた
それを音源と日記という違いはあるけど貯め続けたふたりは、
自分を証明しないと消えてしまいそうなほど自分の存在が不安定だったのかな
それが必要なくなるような人に、
たとえすぐ別れが訪れてしまったとしても、出会えてよかったなあ・・・

 


ラスト、2人とも口調が荒れていくんですよ
fxxkの割合がどんどん増えてくんですけど、
それって、別れが耐えられないくらい寂しいのを、
好きでどうしようもないのを、必死にごまかしてるんだ、て気づいてから
まだ何気ないシーンであるはずなのに迫り来る別れの日がつらくてボダボタ泣いちゃった

取り繕ったりする余裕もなく本心から話してるんだってよーーーくわかった つらい

それでも正反対の2人が無い物ねだりしたものを与え合えたのは紛れもなく愛で、

性格が正反対でも同じように孤独を感じていたからこそ共鳴できて救い合えたのかなと思う
良…


の後いろいろ葛藤を乗り越えての ラストのね、、、!!!
お互いの弱さを克服してみせて覚悟を見せて、、、愛の証明なん、、!!!!!!
グレンの会いにくるなよ、クソ、何で会いに来たんだ、ってグズグズに泣いちゃうところ、
本当にQEDてかんじすぎて、
もうずっと画面歪んでた


ラストお別れのところ、本当全部が今までの2人が交わしたいろいろが起こした行動で作られてて
きっと出会う前の二人はこうできなかったし、
影響を受けて変われたこと、根本的に変わるのは無理だったとしても
彼のためにやりたいと思えた(思わされた?)

この見事さを全世界に知ってほしい 思い出すたび泣く ああーーーーー円盤が欲しい あと3000回見たい

会ったばかりのグレンはさっさと抱くし、「恋人は作らない主義」と言ってたのに、
ラストはやさしいし救いの言葉をあげるし
翌朝早起きして慣れない仕草でプルプル震えながらコーヒー入れてくれるし
たった2日の関係のくせに別れるのが自分でも戸惑うぐらいつらくて、
いつ出発なのか訪ねてくるラッセルに「予定あるならどうせ来ないでしょ」ってたどたどしく答えをはぐらかすし、
その上で見送りにちゃんと現れたラッセルに「何で会いにくるんだよ、クソ」って泣いちゃうんだよ
本当に今までで一番つらそうに泣いてて、ラッセルが抱きしめるのに縋り付いちゃう
それでラッセルが街中でキス(!)してくるのに応じて、心無い人がホモ野郎!て野次飛ばしてくるのに「かまうな」て言う
ラッセルはそいつらのいる方向を責めるように、怯まずに睨む
おとといの二人から正反対の行動で、すごい変化 愛……

そのあとにゲイルからラッセルに渡されるプレゼントで涙腺崩壊するんでまじで


あとメインカップルの親友ポジ、良い子の法則

ジェレミーいいやつだった ジェレミーのおかげでふたりは救われたよありがと〜〜〜〜〜〜〜〜〜ていうかジェレミー顔がいいんだよな・・・ラッセルの同期のジェレミーという可愛くてさっぱりした男性が出てくるんですが、”兄弟みたいに仲がいいからそういう目で見たことないよ”というラッセルに、実は昔恋したことあるんじゃないかな?(からの勝手に失恋の流れ)て思った 腐女子はそういうの詳しいんだ


男同士は付き合うなんて無理だよ、の流れではなくて、

これは別にゲイが普通に(ガチガチに弾劾されずに、といういみで)存在している世界で、
でも理解のない人ももちろんいて、ゲリラ的に攻撃してくるっていうリアルさがまたヒュッ…てなる
ていうかこんなにやってる映画はじめてだったんだけど…えっ…?俳優…え???入ってたよ
やってる風だな、てわかる映画ばっか見てて…うそ……?
雰囲気じゃなかった、入ってた、なんだあの巨大モザイク(中学生)
入ってなかったとしても実物がお隣におられるでしょ

いやちんこはともかくほんとに映像と会話だけで人間2人の生い立ちや感情が立ち上ってくる素敵な映画でござった
監督はとてもうまい……余白の美だった
ゴンゴン泣かされるのではなく甘くて切ない神経毒がゆっくり回るタイプの映画

米津のアイネクライネがめっちゃ合う…!そんな映画だった!!!!!ゲイ出なくてもとてもよいロマンス映画だったと思うけど、あの関係は男2人じゃないとできなかったなあ、、と思って、良…

www.uta-net.com

 



確かな拠り所が欲しかった、心から自分を愛し自分が愛せる人が欲しかった
無い物ねだりして困窮してたけど、たった2日感でもお互いに出会えて救い合えて…
今日からの日も海を隔ててしまっても頑張って生きていけるよ 世界を愛して生きていけるね


思い出し泣きしちゃうんだけどこんなにこんなにいい映画ある?
頑固者とお人好しのどうしようもない2人だったけど愛は本物だったよ

新井煮干し子先生「GATAPISHI」感想

 

GATAPISHI (on BLUEコミックス)

GATAPISHI (on BLUEコミックス)

先生やっぱ天才でした

 

これBLなんですけど(?)BL以上の、なんか、人間が誰かを好きになるっていう過程のどうしようもない部分が短くて濃い話にギュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜と濃縮されてて、読むたび放心します。

 

BのLで萌える部分はぜひ読んで楽しんでいただきたいので割愛します。 

まってやっぱり一つ言います、先生の描く真面目なBLシーンの真顔とギャグシーンの変顔、とか、すきなんですけど、こんかい特にその使い分け?がバグっててちょうおもしろいのでそこ楽しめます、色っぽ美形イケメンと熱血濃い顔イケメンの顔の感情出力がバグってます。

 

で、内容なんですけど、今回って人への感情の向け方っていうより人間個人の考え方の方が書かれてたなあと思って、

 

男子高校生を扱ってる作品の、メガネとか同級生の男子に恋愛感情を向けるっていうことにたいしての、二人の捉え方の違いを書いてたなって思うんですね

でも、今回は付き合ったのが秒なんです。ほんと、10ページ目くらいで。と思ったら付き合ってからの二人の差?齟齬?みたいなのがどんどん明らかになっていく書き方がすごい印象に残りました・・・なので、人間描いてるなあ、みたいな(???)たぶんタイトルの”ガタピシ”ってここからきてるんだろうなって。付き合ってるのに、愛し合ってるのに、なんかピースがはまりきらず軋んでお互いずっと傷つきあってるんだなあ・・・でもそれってバッドエンドじゃなくて、生まれも育ちも違う人間が二人一緒にいるにはしかたのないことで、それとどう折り合いつけようか?ってふたりで向き合い続けるのが愛なんだなって思います(宗祖か?)

 

表紙になっている美男子の瑞泉は、親や周囲の人間から与えられると期待している愛情(ここでは褒めるも叱るも同じくらい含まれる)を受け取れず、そのフラストレーションが逆ギレに繋がってるんだなと思う。
そして、受け取ったことがないから与えることもできない。

達観してるお坊さんのお父さんは、悪いことは怒らずに諭す、相手がテコでも動かない時は諦める、幸運は自分の力ではない、仏様や周りのみんなから賜ったものだから誇らずに静かに感謝する…の姿勢で生きてるわけだけども

まだ幼い、いたいけな実の息子にそのスタイルで接していいか、
ましてやそのスタイルで生きなさいと教えていいのかというと、違う
やり過ぎを知ってるから限度を知れるのであって、
最初から与えないとわかんなくなるに決まってる。何も知らない子どもなんだから…(もし代々瑞泉家が寺を運営してるとしたらお父さんもこうやって育てられちゃったのかもしれない)
お母さんも穏やかでつねに周りを気にするというか、主観がないというか、「広い目線でものごとを捕らえてる」感じがあり

いわゆる「実の親子としての特別扱い」が受けれなかったんだろうな、門徒さんもいっぱい住んでるし、そしたら年下もわらわらいるわけで、必然的にそっちに手が回ってしまう

そこで、お前の顔が好き、一目惚れだ、お前と〜〜〜したい!(お前のことが知りたいから)お寺を知りたい!て自分を特別扱い&ちやほやしてくる阿野の登場は胸キュン通り越して宇宙人きちゃった・・!だったんじゃないかなと思います。序盤とかの、自分からカマかけたくせに言われた言葉にドン引き・・・に、それが現れてるんじゃないかと

打って変わって阿野は””””実直””””で、どうやったら瑞泉怒らないかな、どうやったら瑞泉の思ってることをちゃんとわかってやれるかなと試行錯誤していて超健気に瑞泉にアタックしてます。
おばかなのでぶつかってだめだったら次の方法やるぞ!っていうやり方で、「絶対に諦めない、でも方法にはこだわらない」
そういうさっぱりしたところが瑞泉とちがうなーと思う

 

瑞泉は出しては引っ込め、感情こそ乱暴だけどやってることは結構臆病で、どうせ届かないからと諦めも入ってる気がする

口に出さないから突発的な行動に見えるけど、本当は心のうちに長い間葛藤をたくさん抱え込んで膨れ上がらせてしまって、そのフラストレーションが爆発して行動に表れるんじゃないかな〜そうだとどうしようもなくかわいそうで好き〜〜〜〜〜〜

 

中盤、阿野は腕の怪我の後遺症のことを、まったく口にしなかった
瑞泉はそれに父と母を連想してしまって、「必要のないことは言ってくれない」と決めつけて八つ当たりしてしまう。つまり、瑞泉って自分の知らないところで勝手に諦められて線を引かれる、自分に心配もさせたくないのか!って、その行為自体にキレるんですよね
でも、阿野は諦めたはずの野球への思いに耐えきれなかっただけだった。まだ決着がつけれてないから口に出すのも辛かっただけなんですよね、もう瑞泉に打ち明ける打ち明けない以前に、自分の不甲斐なさに苦しんでいる・・・言ってしまえば全人類に言わないってことなんですよね多分。
瑞泉に打ち明けた時の泣きそうなのを我慢して笑ってる顔がしぬほどやばいんです、見て・・・

でもですよ、その人生かかってる悲しい悔しい感情を、「瑞泉にちゃんと向き合いたい」という意思、理性?で押し切って、きちんと口にして伝えた

阿野のいいところや強いところってそこと思うんですよ、

だから本心ははぐらかし相手にも期待しない瑞泉がやっと心を緩めたんだと思います
緩めてもちゃんと素直に言えないところがどうしようもないね

 

なんていうかね、不器用の方向性の違う二人がこれでもかと濃く抽出されてるかんじで


考えすぎて先に全部諦めてるけど愛されたい瑞泉と
気持ちが先行しちゃって考えるのが下手な阿野


瑞泉自体も自分の感情をちゃんと認識できてなかったのかもしれない、
こう思ったからこういう感情を出力する、そのプロセスすらも形成できなかったのかもしれない
だから阿野が自分の言動に一喜一憂する、素直な自分の気持ちを伝えてくれる、瑞泉はどうなんだ?ときちんと確認して、その上でうけとめてくれる。その瑞泉の答えに、またまっすぐ自分の感情を返してくれる。その返してくれたものが例え怒ってるのでも悲しんでるのでも笑ってるのでも、瑞泉にとっては新鮮で、溢れるほど愛しくて、ちょっとずつだけど阿野側の(=素直に感情を表現できる、恐れずに反応を求めることができる)人間に歩み寄っていけるようになったんじゃないかなあとか思い・・ました

若気の至りというか漠然と生き死にの話しちゃうのめちゃくちゃ好みなんですが、煮干し子先生のその展開の描き方はなんちゃってふたりぼっちとガチのふたりぼっちをないまぜにしてちょ〜〜どいい塩梅で素晴らしいんです、なんか、商業BLを読んだっていうよりヒューマンドラマってかんじ 愛ってなんだろうみたいな気持ちになります(哲学)

100万円と苦虫女見た

背景も映像も好み、それに設定もすき、極め付けに最推し女優のあお…ゆ…ちゃんが主演ということでずっと見たかったんですが、せっかくだから社会人になってから見ようという謎のつっぱりで、今日とうとう観ました。

 

結論から言うとめちゃめちゃつらい

 

しんどい話は後半にして、先に映像とかの話を・・・

まず、衣装がめちゃくちゃめちゃくちゃかわいい!!!!ゆうちゃんの魅力を最大限出している、、私服の小花柄の、ミドル丈ワンピース、ゆうちゃんに似合いすぎる

 

あと、昼下がりの海で、眩しい海と砂浜と、日陰にいる黒髪色白そばかす素朴細身美人オブゆうちゃんを見たらヤンキーも純情にならざるを得ないと思う、私も告白する。絶対する。かき氷貢ぎたくなるよね。わかる 元気出せよ

 

あと、桃ちぎりのバイトの時のあの農家スタイルが農家スタイルなのにゆうちゃんが着るとリンネルです感でて、うわあかわいいと思ってしまった すげえ(?)

 

カーテンだけは手作りする、それをずっと使いまわしてる描写は、心の壁だったのかな・・・と見終わってふと思った

ずっと心の拠り所にしてるのかと思ったけど、新しい窓から吹き込む新しい風を受け入れるんじゃなく、ブロックしているんだ、自分の手作りのカーテンで ひとり… 鬱だ

 

しんどいところ書きます

たぶんこれ、辛いと思う人間と、かわいそうだなあと思う人間で別れると思うんですけど、完全に前者でした。すごくわかる。大きい挫折を味わってるわけではないけど、物事と感情のズレがしんどくて毎日少しずつ苦しむ人間はこの先起こるちょっとした不幸の連鎖を想像しちゃうと思うんですよね

まさにそれでした

 

結局、判断を相手に委ねて、相手に言われたことやられたことだけでその人を判断すると、不幸になるんですよね、それが避けられないというか…

自ら不幸になりに行ってるというか、うまく言えないんですけど、

どうせ不幸になるんだと決めつけて相手を見ているというか、

で、ほ~ら、ひどいことするんだ、って思いながら、歪んだ視点のまま、最悪の時点で人間関係を切ってしまう

その傷を我慢して、話し合いに持ち込めたら、もしかしたら状況は変わるかもしれない…

 

「のになあ」という形で全ての小話が終わって、ほんとうにつらい

結局他者と生きていくにはぶつかり合って腹を割って生きていくしかないのかな~

 

特に、「私たち名前も知らないですよね」とか、困ったことがあったら言ってね、ていうピエールに対して何も言わず大丈夫ですと言ったり、中島くんのこと好きになったのに自分のことちょっとはなして半同棲した割に自分の不安が爆発するまで貸したお金の使い道聞かなかったり中島くんの状況を一切知らなかったり、そういう、すずちゃんはずっと宙ぶらりん、自業自得をしっかり写していたのがよけいしんどかったです。降り掛かった不幸じゃなくて、自分も招き入れてるんですよね・・・つらい・・・・・・・・

 

最後の展開がああだったのも、その延長線上で、

すずちゃんが口に出さなければ、もしかしたら、といい方で考えることができれば(少なくとも中島くんはずっといい方に考えてた)、よかったのになあ。。。てかんじですよね

どうしてもああしかならなかった

そして、中島くんも、最後の最後で心が折れてしまった

 

かなしいですね

 

なんて原作アンド映画が世に出てしまったんだ

ココロちゃん大事な人のためなら上司の通信を秒で切れる子(衝撃)

お前が寝坊なんて(体調不良です)いい夢でもみてた?(違います)顔赤いよ(熱です)

のっけからデリカシー、無!!!!なんでこの二人と同じ部屋・・!本当男子の部屋割笑う ふふ

あれかなゴローとミツルがタイムキーパーなのかな

 

ミツルの顔の色気って若き頃の美わ明宏みあるよね(?)サスペンダーに軍帽絶対似合うよ

 

ずっとゼロツーの悪夢やこども熱で不調ミツルに対しての「体調だけではこうはならない」と言うほどのひどさ、それを対処しないハチ、相変わらずダメパパぶり。

イクノの不調の件だって解決してないだろ〜〜!

 

幼いミツルは「一緒にフランクスに乗ろうね」と約束してたけどこれ、同じ機体に乗ろうね なのか、同じチームで頑張ろうね、なのか判断できないところがまたずるい どっちなんだ監督〜!!

 

パートナーシャッフルのイクノとイチゴのあれは、イクノがどう考えてるかは…わからないんですが(描かれてないので)男子たちの恋!てあれではなく、もっと深いと言うか複雑というか愛情や安心に近いものを感じる・・・イチゴがいい、じゃなく、イチゴ「なら」いい と言うか

イクノは落ち着いてるし本もたくさん読んでて成績もおそらくいいほうだから、誰でも乗せることができるんじゃないかと思って でも、イクノはパイロット側を選んでたんですよね~~~~~やっぱりイチゴに一番心を許してるからだけじゃなくてイチゴ自体のことも友達以上に好きなのかもな~~~~~~

8話で「私はこのままでもいいかな」て嬉しそうに言うイクノはもしかして男子嫌いでは無くヒロやゴローが隔離されればわたしが一番ってかんじだったのかもしれない

 

イチゴって白黒はっきりする子だから戸惑ってることを隠さないし「やっぱ無理、何も」とちゃんと伝えてて、ヒロを彷彿とさせますね(ダメなパターン)
後半でココロちゃんが無理やり自力でスタンピードに移行できたシーンが出てきて、イチゴ、本当に無理って決めつけてない・・・?てあとから気重になる展開でおさらいニコ生つらい。てかヒロ不能回できみストレリチア動かしたやん、ヒロのポジティブパルスつかんだやん・・・どういうことなんでしょうね???まじで性別関係あるのかな?????

イクノの「私は本気だったよ」がつらい、

この子の本気は重い・・・

 

 

人は傷つけあってしまう ていうのをちゃんと受け入れているココロちゃんは、前記事でも言ったけどたくさん小さい傷を抱えていてて、自分も傷つけなきゃ何も進まないとここ最近のもだもだで気づいたんだと思ってちょう尊い

でもぶつかり合わないとわからないことたくさんあるし、ぶつかり合って相手の思いがわかってこそ、愛しいとゆー思いが強くなるん だろうな 友達少ないからわかんないな

 

ミツルのあいつ本当いやの回想シーンで出てくるヒロ、ほんとこのヒロが本当にヒロ本人なのか、いや本人だとしても記憶を完全に消されたり人格に影響を与えたらもうヒロじゃないよね

 

どうしてそこまで人を信じられるんですか?のあとに「怖くないんですか?」が付いてくるあたりが、みてゅる・・・ポイントなんですけど・・・彼はヒロを恨む感情でなんとかなんとか悲しみを乗り切ってきたんですよね・・・・・・・・そのミツルに、知らないとはいえ約束、絶対を繰り返すフトシの図が心臓痛い・・・・・・・・

でもでも!その後フトシの怒りを真っ当から受けたり、ココロさんを守ると約束しますよ と約束したり 彼も傷を負いながら前へ進むことを選ぶことができた いい子だった

 

クロロ組のお別れがさらっとしてるのがちょっと心残りだけどまあこれから何かあるでしょう!!イクノPU回待ってるタオルを携えて待ってるよ

ダリフラ11話(前編)

 

イクノ・ミツルの居心地の悪さ、ココロとフトシの居心地の悪さ
それぞれの理由がハッキリした回の11話の感想ついでに頭の中整理したくて書いてたらクソ長くなったので見る前に切ります(なんだこれ?)

連続で見てる人は気づくと思うんですけど、ストリチ組、デルフィ組、アルジェ組は本心で語り合えるというか、隠し事があんまりないんですよね。
ヒロ←イチゴ←ゴロー は隠されていたけど、9話で失恋まではいかないけど相手の想いを知ったり、ゾロミクちゃんは8話10話で相手に伝えずとも自分の想いに気付けたり(言わなくてもすでに作中一仲よさそうである)

思い返して本当すごいなーと思うんです、日常パートでちょっと感じてた引っ掛かりが、みんなが計画して育成されたパラサイトだからじゃなくて、それぞれの意思によっての行動だったら11話の行動がすっと納得できるんですよ

フトシは食欲を抑えなかったり、デリカシーのない発言が多かったり。その反面、気を使ったり当てつけだったりの言葉ではないとわかるまっすぐさというか、そこは他の三人とは違ってゾロメたち側かな
むしろ、このいざこざがどうにかなりそうなのはフトシがいたから、フトシはいいやつ。

そのフトシの純粋でまっすぐで我慢を知らない愛に対して、
「フトシ君がだいすきな、優しくて可憐で、否定して傷つけずに受け入れてあげ、そして求められているとおりその愛に同じだけ優しく返してあげるココロちゃん」を演じていたココロちゃん

めちゃめちゃ健気なんです

8話で一瞬爆発しましたが、それ以外はおとなしい子という位置付けに落ち着いていて、自分の本心は言ってはいけない みんなに合わせなきゃという意識が強すぎる子で 何より分裂を嫌ってますよね ここに何かありそうで怖いな
だからこそしっかり自分を持っててかつ好き嫌いをバンバン言うからっとしたミクと一緒にいるのが気楽だったんだろうな〜 合わせやすいからね
反対に、考えの読めないイクノ、人に嫌われるのを厭わないゼロツー、「あなたはどうしたいの?」って当たり前にと聞いてくるイチゴは合わせづらいと思う

なので愛されることに特に重きをおくんだと思います。で、気疲れして、一人でお花を育ててる・・・お花は手をかけただけ綺麗に咲いてくれる、そして何も言わない、可愛がらないと勝手に枯れる、そこに精神的な安らぎがあったと思うとあの歳にして不憫すぎる…

で、ミツルは口から嫌味しか出てこない
捻くれてるというか、ぐれてる子なのかと思ったら、みんなと一緒に行動したり、ちゃんと嫌われずにあのメンバーの中にいられる子だったり
通すところは理解出来る空気の読める子で,
あ、実は何かミツルなりの正義感というか行動理念というかそういう柱はあって、でも叫竜とパラサイトの関係も理解できてるから、期待しないように口ではいちいちネガティブなこと言うんだなと思ってました
イクノはそのギャップをめんどくさがってたのかなとも…(どうせやるなら黙ってやればみたいな)

つまりですよ、思ってることはちゃんとあり、本心を隠すところは一緒だったってことになる?ココロちゃんと

で、ココロちゃんは周りの「気持ち」に人一倍敏感なので、仲間だって気づいたんじゃないかな…とおもう、
だから温室で自分の思ってることや、ミツルもそうなんじゃないかっていうのを口にできたのかなって(尊い)、ミツルも話さずに待ってあげてるんですよね
急かさないし言わせてまあひとそれぞれだしどうでもいいですけどみたいな、お前もお花さんと同じやないか!!!!!!!優しい子だね!!!!!!!!
その上で地雷踏まれたら怒る、怒ったことにココロちゃんは違和感をちゃんと感じ取れたのがね、ほんとすごいね、ココロちゃんも優しいね


イクノもイチゴには本来の優しい気遣いのできるおとなしい女の子の面がだせてて、ようは口だけ悪い子なんですよね、、不器用というか、、、
ミツルに本心を言えってうまく言えず苦しんでたのではないかと性善説ワイは思っちゃうんですけど、
お互い不本意だったんだよね、一緒に乗りたい相手が違って、しかも両方そうだってなんとなく感じ取れるふたりで、でもそこに踏み込んだら自分の傷もえぐることになるから言えないし言ってもらえない…
11話で描かれた好意の方向を、クロロ組はお互いかなり早い段階で察知してたんじゃないかな、それで友人で一番近いところに行こうとするイクノ、ヒロを必要以上に糾弾するミツルをお互い哀れなやつって嫌って悲しんでいたとおもうんだ・・・・そういうの好きだから困る、おわったふたりのCPていいですよね、???
13部隊は組んでまだ日が浅いけどペアが決まるのはいつなんだろ、その辺知りたい… あとはちゃんと11話見て書きますとにかく胸が苦しいやじるしの奔放なアニメつらい

絶対実写曇天は見たほうがいい話

原作未読・アニメ未視聴・何も知らない状態で実写曇天を見てきました。


制作決定告知フライヤーが出てきた約半年前、
その中に写ってる二丁銃を構えた写真が入ってるあんまり顔のいい、服も性癖のキャラがいて何も知らずに手に取ったらこせ…くんだった
運命と思って観ることを決意した。秒で。

漫画原作の実写映画は帝一の国で思い入れのあるシーンをバッサバッサ切られ挙句これしなきゃこの二人は表現できない、てとこを変えられてモヤどころじゃすまない経験をしてたのであえて全く情報を入れずに先に映画観ることにしました。

半年待つことになるんですけど。

そういうことで、原作と比べてどうとか作品の設定については全然触れられないんですけど見て良かったところ書きます。





私を映画館に運んだ理由の男 永山蓮  

なにその名前。いい名前すぎる。元ネタ知りたい

オリジナルキャラクターだったり武器が登場しないキャラと被ってたりして不穏だよね

でも可愛いんだ〜〜〜〜・・・・・これが・・・・・・・・・・

まず僕っこで穏やかな優等生タイプ
落ち着いててちょっと敵をナメてるところもあったり 余裕って感じかな 実際強いという設定なのかもしれない

「〜じゃない」とか「変わらないよね」っていう角の取れた喋り方をする
本当にアクのないキャラだから別のキャラに集中してると喋り終わってる。
犲出てきたらとにかく永山蓮を探してくださいお願いします

銃の扱いなんですけどよくある二丁拳銃の両掌撃ち!!て感じじゃなく、手数のために二丁持ってるって感じなんですよね。
ホルダーも手前の方に突き出す感じで差さってて、両腕クロスして一秒でも早く抜けるようにって感じする。

その割に抜き身で持ってましたね 速攻抜くよね。

で、撃ち方なんだけど片手ずつしっかり当てる、同時に撃たない・・弾を込めてる描写がなかった?から、12発で終わらせるつもりなんだろうか とにかく丁寧に撃ってる、ゼロ距離でも狙う、そういう丁寧なとこすき

戦闘で真面目な顔してると拗ねてるみたいな可愛い顔とへの字の口がかわいい


よく後ろ手組んで立ってるんですけどそれで喋り出すとえへへってかんじに体が揺れるんですよ、それもかわいい はにかみ顔がたまらないです


「変わらないね」「蒼世から言ってくれよ」「天火の弟を殺すのは…」て幼馴染アピが入るんですけど、 実際天火と蒼世は元カレ元カノみたいな状態で描写されるので 苦労人なんだろうなってかってにかわいそうと思いました
踏み込めないのに省いてもくれない、主人公とライバルがいるスリーマンセルの法則です(?) そこに落ちるからな私は。

あとこれはマジなんですけど永山蓮が活きるのはスピンオフのドラマだったりするので、ぜひなんとかして見てください。ほんと、ほんとかわいくてさ、なんか、監督、こせ…くんの属性わかってんな〜〜〜〜〜〜〜と感心しました。解釈があってる。
(でもコメディ色強すぎるからこれも原作知ってると心の底からは楽しめないかも)  

 


でもまじでかわいいです

これ見ると犲のみんなの名前とか関係性がわかります。
自己紹介ないんでこの映画、前情報0で行くと誰が誰かわかんなくなるのでこれ見てください。
みんなようは天火と蒼世がだいすきだったみたいです
オロチ討伐が第一の目標っぽいこと言いますけど、実際はふたりの意思を尊重してるっぽいところあって、い〜な〜って思います。かわいい。そういうチーム大好き


映画見てから心に住み着いた 安倍蒼世  

  この人原作とアニメで一番人気じゃないですか?

なんでも俺に任せろ〜!笑え〜!の天火と対照的に、笑わない、声を荒げない、理性的な判断をする役

そういうの大好きさ!

見た目とか性格とかそ〜〜〜いうのが王道でかっこいいキャラに作られてて、文句なしにかっこいいからあんまり意識してなかったんですけど(王道クールがそんなに性癖じゃない)、
彼の中の人の表現力がやばい・・・
無口で抑揚のない声なのに、感情がこれでもかと滲んでるんですよ。あ、怒ってんな〜とか、めっちゃ怒ってんな〜〜〜とか伝わってくるんです ずっと動かないし同じ顔だし声もずっと低いのに。なんで?なにから滲んでるの?

これももしかしたら笑顔と道化のベールで本心が全然見えない天火との対比なのかもなあ・・原作知らないからこれが蒼世の正しい解釈なのかはわからないんだけど、蒼世の表現力は同世代の俳優さんの中でほんとに飛び抜けてた気がします

で、なんやかんや映画なりのストーリーで風呂敷をひろげ畳んでいく中で、 たぶん原作にあるセリフやシーンを組み込んでくるじゃないですか。ありますよね、原作のあの胸アツシーンを完全再現!!みたいな。それあるんですけどね、 誰であろうとオロチの器は殺す。とか二度と顔を見せるなってキレてたのに、尺のせいで割とすぐ助けに来る。
おまえ〜天火許しとるやないか〜!?て思うですけど。きっと優しいんでしょうね。宙太郎に頼まれて曇三兄弟の危機となればやっぱりほっとけないよね。

そういうの大好きさ!

ケツの蹴り方やプライドを傷つけない救援の知らせ方が男の子だなってかんじして好きでした。天火と蒼世、いい関係だな〜 ちょう胸アツですよね


で、本当に心臓を鷲掴みされたシーンがあるんですけど
もろもろ終わって、あ〜よかったってなって、天火が無心でよかった・・みたいな、こぼす感じでセリフをいうシーンで、
それを見ている蒼世が天火の横顔を慈しむような朗らかな顔で見つめて、ほんのちょっと、ほんとかすかに口の端が弧を描く という

なにそれ なに  え?  なにその


この2秒に1800円が実質タダと言えるほどの価値がありました

この人天才かと思った 蒼世はやばい
やばすぎてすぐに原作を漁りに言ったんですけど、思ってたのとちょっと違ったのでふる…くんが実写曇天の脚本の上に作った蒼世の表情なんだと思います。でもほんとあのシーンで蒼世だいすきになりました

まじで最終決戦のシーンの蒼世はやばいです


あとダンスうまい。

この曲いいよね 映画にあってるかというとよくわかんないけど、ふつうにかっこいいしいい曲だし、見終わったときの気分の高揚感にちかい。こんぐらいです。






ダンスのオフショもかわいい、みて、永山蓮のかわいさ。腕立てからすっと立ち上がって踊り出す永山蓮の色気を見て。



曇三兄弟と白子は言わずともたっぷりたっぷり映像が用意されているのでもうぜひ見てください。
戦闘シーンのカメラが独特で、敵になった気分で楽しいです(?
)顔のいい男を痛めつけるVRできます。

ふく…くんが配役されたのに天火はこういう喋り方、生き方なのでなんで?チャレンジ?と思ってたらwikiにものすごい壮絶なことが書かれてて背筋が凍りました。


あと琵琶湖?大津?の文化なのかな、お祭りシーンがやけにリアルで華やかに長尺で撮られてて、私はこういうのが好きだからしょっぱなからテンション上がりました。
スタッフロールでガチの文化保護団体やNPOがずらずら並んでいたので本気なんだなきっと・・?
聖地巡礼してみたいな


それと天火と白子は夫婦なの?て思い続けて今日を迎えていますが、アニメは完走した妹に聞いたら「そうだよ」と言われたのでそうなんだと思います

いや、妻ですよ白子は

大河ドラマで見たことある 武将の本妻ですよ



蒼世・・・




ともあれやっと原作も読める〜!アニメも見よ〜〜〜!!!